FIDO ONLINE PREMIUM LEAGUE関連の各種情報を掲載
プレミアリーグもいよいよ大詰め。プレイオフ進出のためにもう負けらないUnicorn。
プレイオフ進出はないが勝ちを重ねて上位陣を苦しめたいTRiNiDAD。
対戦カード注目度の高い好カードばかり楽しみだ。
第1ゲーム 鈴木 徹(Unicorn)【93.19】5 - 3 正津 貴之(TRiNiDAD)【84.77】
プレミアムリーグ個人ランキングで平均アベレージが1位の鈴木。安定感は文句なし。対する正津は今回がプレミアム初登場だがその実力は誰しもが認めるところ。はじめての舞台でどんなダーツを見せるのか期待が高まる。
鈴木の先攻で試合はスタートしたが序盤から正津がハイスコアを連発。いきなり17ダーツで鈴木の先攻をブレイクする。
出遅れた鈴木だったがこれで火がつき次のレグですぐにブレイクバック。両者高い点取りで非常にハイレベルな打ち合いをみせる。中盤までは正津が押し気味で試合を進めていたが3-2とリードし先攻で迎えた第6レグ。有利に試合を進めつつもダブルでつかまってしまい追いついた鈴木にブレイクバックされ3-3のイーブンに。そこから正津はリズムを崩し好調だった点取りにかげりが見え始める。一方の鈴木は追いついたことでギアがあがり点取り、ダブルと文句なしの試合運びを決める。結局そのまま鈴木が正津を抑え5-3で勝利を決めた。序盤は好調の正津に押され気味だった鈴木だが終盤からギアが上がり一気に勝ちを決めた。
ファースト9が109.50、アベレージ93.19、ダブル決定率55.56%と文句なしの数字。お見事。
第2ゲーム 佐藤 かす美(Unicorn)【70.81】0 - 5 西 哲平(TRiNiDAD)【89.46】
女性として唯一全試合に参加し孤軍奮闘している佐藤。持ち味の縦ラインが決まってくればいいゲームになってくるだろう。
西はここまで4勝2敗とまずまずまずの勝率。先日のソフトダーツでも好成績を残しているだけに今回のFIDOプレミアムリーグにも期待しよう。
先攻を取ったのは西。非常にリラックスした様子で淡々と点数を取っていき17ダーツで先攻をキープする。佐藤もレグを追うごとにスコアが伸びて良い感じのダーツを見せるがそれ以上に西の出来が良くなかなかレグを取ることができない。西は安定した点取りとダブルで1レグ目から17、16、15ダーツと3連取して完全に主導権を握る。ひとつでも返したい佐藤だったがスタートから伸び伸びとしたダーツをする西にプレッシャーをかけるのは難しくチャンスもあったものの小さなミスでレグを取ることはできなかった。結局西が18ダーツ、18ダーツと全てのゲームでショートを出して5-0勝利。ダブルの決定率も高く文句なしの内容であった。佐藤も調子はあがっているようなのでプレイオフに向けて頑張ってもらいたい。
第3ゲーム 浅田 斉吾(Unicorn)【75.43】4 - 5 山田 勇樹(TRiNiDAD)【81.72】
みんな大好きアサヤマ対決。プレミアムリーグ終盤にダーツ界の名対決が実現。前回の対戦では浅田が9ダーツを達成しているこのカード。今回も面白いダーツが見られそうだ。両者スタート直後は様子を伺ってかスコアが伸びず重い展開になるかと思ったが浅田が64点残りをしっかり上がって24ダーツでブレイク。24ダーツというところに両選手が意識しあっている感じが出ていて面白い。これまで山田はダブルの呪いとまで言われるほどプレミアムリーグではダブルに苦しんできたがこの試合では序盤からダブルが面白いほど決まり中盤までノーミス。浅田も徐々にエンジンがかかりスコア2-2と面白い展開になってくる。チーム的にも負けられないプレッシャーがある浅田に対し、失うものがない山田がイケイケ感を剥き出しにしてぶつかっていく。点取りは両選手ともにそこまでよくなかったがダブルの決定率が高いのでゲームの展開が早い。スコア3-3から先攻の山田がキープして4-3と先に王手をかける。これでプレッシャーのかかった浅田だが続くレグを18ダーツでしっかりキープ。
アサヤマ対決の決着はフルレッグにもつれ込む。最後までもつれると思われたが最終レグで浅田がまさかの失速。イケイケ状態の山田が走り最後の16点残りを1本で決め見事ダブルの呪いに打ち勝ち浅田を下しチームTRiNiDADの勝利を決めた。