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ROUND48.TIGA vs CUESOUL 対戦レポート

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プレイオフ進出をかけて重要な局面に差し掛かっているTIGAとランキング下位ながらも前回初勝利をあげてチームムードが高まるCUESOUL。
是が非でも勝ちたいTIGAをCUESOULが止めるのか。注目の一戦だ。

第1ゲーム 嶋内優樹(TIGA)【80.04】5 - 1 成毛俊輔(CUESOUL)【75.49】
TIGAの先鋒は後半戦から出場し高いアベレージで2戦2勝と強さを見せる嶋内。チームからの期待も非常に大きい。対する成毛も今回が3戦目。まだ未勝利だが点取りのポテンシャルも高くダブルの決定率によっては嶋内を苦しめることになるだろう。成毛の先攻でゲームスタート。成毛はこれまでノーセットアップでのスローをしていたがこの試合では軽いセットアップをする改良をして臨んできていた。落ち着いたプレイで点数を取る成毛であったがやはり嶋内の点取りのアベレージが高くファーストレグを17ダーツで先攻ブレイクされてしまう。続くレグでは成毛にブレイクバックのチャンスが来るもダブルが入らず嶋内がキープし2-0。成毛は点取りが好調ながらダブルで足止めを食らってしまいリズムに乗れない。それでも第4レグに嶋内がダブルでミスしたところをしっかりと攻め込んで成毛が17ダーツでブレイク。嶋内3-1成毛と中盤で追い上げたいところであったが続くレグで嶋内がまたも17ダーツでブレイクバック。勝利に王手をかけるとそのまま嶋内が流れを生かし5-1で勝利した。嶋内は3試合連続のアベレージ80越え。ダブル決定率も38.46%と今回も非常に高い内容を見せてくれた。

第2ゲーム 畦元隆成 (TIGA)【75.11】4 - 5 津村友弥(CUESOUL)【75.77】
プレミアムリーグで脚光を浴び強敵相手に7勝4敗と素晴らしい成績を残している畦元。自身のシグネイチャーモデルも販売され今もっとも勢いのある選手だろう。その畦元を迎え撃つのはチームCUESOULにとってエース的存在の津村。前半戦で4試合に出場し1勝3敗と負け越しているもののTARGET村松に激闘の末に勝利した試合は記憶に新しい。勝ってチーム勝利を決めたい畦元に対し津村がどういうゲームコントロールを見せるのか注目だ。
開始早々から気持ちがこもったダーツで180を出し勢いを見せる津村は20ダーツで畦元の先攻ブレイク。
流れに乗る前に畦元を押さえ込みたい津村にとって理想的なスタートだったが続くレグで思うように点取りが伸びず16ダーツで畦元にブレイクバックを喰らってしまう。このまま畦元が主導権を握るのかと思われたが津村の集中力は途切れなかった。焦ることなく縦ラインにダーツを集め早めにダブルを出すと17ダーツでまたも畦元の先攻をブレイク。津村チャンスかという流れであったが次レグで畦元が18ダーツを出して再々ブレイクバック。両者ブレイクしあう展開で序盤は2-2のイーブン。試合が中盤に差し掛かりゲームに変化が出るかと思われたが第5レグも津村が19ダーツのブレイク。このまま最後までブレイク合戦が続くのかと思ったが第6レグで津村がようやくこの試合最初の先攻キープを決めスコア4-2で王手をかける。追い詰められプレッシャーがかかる畦元。勝利がチラつき始める津村。畦元を完全に追い詰めた津村だったがここから入れれば勝ちのマッチだがダブルを4発外してしまい畦元に一気に追い付かれ試合はまさかの4-4フルレッグ。こうなると流れは畦元になりがちなのだが最後に津村が踏ん張りを見せた。我慢しつつ攻めた津村が見事最後のダブルを決めて畦元の追い上げを振り切り勝利。
最後まで流れの見えない試合だったが両選手のメンタルタフネスが見えた面白い試合であった。

第3ゲーム 木村真理子(TIGA)【62.35】3 - 5 佐々木沙綾香(CUESOUL)【61.42】
試合スコア1-1で回ってきた最終ゲームは勝った方がチーム勝利となる大事な試合となった。TIGAはソフトダーツではトップランカーとして高い実績のある木村がプレミアム初出場。スティールダーツではどんなダーツをするのか注目したい選手。一方の佐々木はR22でプレミアムデビュー。自身にとってダーツ復帰戦でもあった試合を見事5-0で勝利。今回はチーム勝利がかかる2戦目となったがどんな試合を見せてくれるのだろう。
木村の先攻でゲームスタート。落ち着いたプレイで高いグルーピング力を発揮し技術の高さを見せる木村と高いシュート力で点数を削りゲームを有利に進める佐々木。両者ともに上がりのダブルに苦しむ場面が多く、いかにダブルを決めてレグを取るかが勝負の鍵となった。序盤はお互い先攻をキープしあってスコア2-2。
中盤に入ったところで佐々木が木村の先攻をブレイクして3-2とリード。木村はベストオブ9レグという長丁場は初めてということもあり試合の流れを掴むのにも苦労しているように見えた。試合はほぼどのレグもダブルの打ち合いになりどちらが先にダブルを入れるかという展開。結局苦しみながらも木村より早くダブルを決めていた佐々木がスコア5-3で勝利。木村も最後まで安定した点取りを見せたがやはりチャンスでのダブルが決まらず流れを引き込めなかった。佐々木はダブルまでの打ちまわしが慣れてくればさらにスコアは伸びてくるだろう。試合は佐々木が勝ってチームCUESOULが2勝目。TIGAは痛恨の1ポイントでプレイオフ進出に黄色信号となった。

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