News

FIDO ONLINE PREMIUM LEAGUE関連の各種情報を掲載

ROUND51.TARGET vs Unicorn 対戦レポート

News Image 1

長かったリーグもあと2戦。そして大詰めにきてドラマ的な大混戦。
今回の3位と4位対決は勝てば自力優勝はないもののまだリーグ優勝の可能性もあるだけに是が非でも勝ちたい両チーム。ダーツ2大メーカーの意地をかけた熱い戦いが見られることだろう。

第1試合 小野 恵太(TARGET)【79.36】5 - 2 佐藤 かす美(Unicorn)【68.72】
TARGETの一番手は小野恵太、リーグ後半戦から徐々に調子をあげチーム優勝のキーマンとしての活躍が期待される。佐藤は女子選手として唯一全試合出場を続けており体力だけでなく精神的にもきついところだろう。実力的には小野に分があるが終盤に向けて調子を上げてきている佐藤のダーツにも注目だ。
佐藤の先攻でゲームスタート。小野はやはりいつものようにスロースタート。一方の佐藤は腕が綺麗に振れており好調さが伺える。佐藤は1レグ目、2レグ目とレグを連取し2-0と好スタート。どちらのレグもダブルをすべて1本で決めた佐藤。これで小野にプレッシャーがかかる流れに思えたが逆に本気スイッチが入ったようで点取りが決まりはじめた小野。18ダーツ、17ダーツと連取しスコアを2-2とイーブンに戻す。続くレグでは両者高い点取りから早めにダブルを打つがお互いダブルが決まらず引っ張り合いの末に小野がとってブレイク。これで流れを掴んだ小野が勢いに乗り、残り2レグも連取。スコア5-2で大事な試合のファーストゲームをモノにした。負けた佐藤だったがダーツそのものの調子はとても良かっただけに勝負どころのダブルが悔やまれた。残りの試合にも期待していきたい。

第2試合 樋口 雄也(TARGET)【79.24】1 - 5 鈴木 徹(Unicorn)【84.69】
ソフトダーツだけでなくスティールダーツでも評価の高い樋口。高い知識と経験からくるアレンジや打ちまわしの技術も必見だ。対する鈴木はリーグトップのアベレージと180数で現在リーグトップ。持ち前の安定した点取りとダブルで樋口のダーツにどう対応するのか注目したい。
先攻は樋口。スタートから点取りは問題なかったがダブルに難ありの樋口。鈴木がいきなりのブレイクスタートを決める。ダブル不調の樋口だがそれをカバーする点取りを見せ本数を使いながらもダブルを決めてブレイクバック。鈴木に流れを渡してはいけないことを樋口もよくわかっている。鈴木はいつものような高い点取りが見られないもののダブルの決定率がよくワンチャンスを決めてレグを死守していく。
大事な試合ということもありどちらの選手もプレッシャーを感じながらのダーツ。それゆえいつものようなスピード感ある展開にはならずスローペースで試合は進む。中盤に入ると樋口の点取りが鈍くなったところで鈴木に主導権が渡ると13ダーツも飛び出して4-1と一気に王手をかける。続くレグで鈴木は個人賞争いをしている180も飛び出しラストスパート。
後半一気に流れを掴んだ鈴木がスコア5-1で樋口を下し第3試合の浅田に望みをつないだ。

第3試合 村松 治樹(TARGET)【85.26】5 - 2 浅田 斉吾(Unicorn)【77.52】
日本スティールのツートップとも言えるふたり。
PDCワールドカップでは共にペアを組みベスト4という快挙も成し遂げている。試合スコア1-1で迎えた第3試合チームの勝敗はこの対決に委ねられた。リーグ終盤で一番の注目カードがはじまる。
出だしから好調なダーツを見せる村松が16ダーツでキープ。浅田も負けじとハイスコアを連発し点数を削るが村松の点取りがさらにその上をいく素晴らしいスコアリング見せる。浅田の先攻を会心の11ダーツで村松がブレイク。スコア2-0と好スタートを切った村松。このまま村松ペースで試合が進むのかと思われたが浅田がワンチャンスをモノにしブレイクバック。中盤に入っても両選手のスコアは落ちることなく高い点取り合戦を見せる。逆転のチャンスを掴みたい浅田であったが村松がダブルで勝負強さを見せてレグを連取。第5レグが終わって4-1と村松が一気に王手をかけた。ダブルを決めるたびに力強いガッツポーズを見せる村松の姿にこの試合にかける意気込みが見て取れる。崖っぷちに追い込まれた浅田は先攻をキープはするものの村松の先攻をブレイクするまでには至らず。最後は村松が迫る浅田を振り切りマッチダブルを決めて5-2で勝利。チームにも貴重な勝利ポイントを献上しTARGETに村松ありの存在感を見せた。
両選手ともに素晴らしいダーツだった。ナイスゲーム。

  もどる 
Top