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FIDO ONLINE PREMIUM LEAGUE関連の各種情報を掲載

ROUND1.Unicorn vs DYNASTY試合レポート

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ファン待望のFIDOオンラインプレミアムリーグが幕を開けた。
この1年間コロナ禍の影響で見ることができなかったトップ選手たちのガチンコ勝負が帰ってきた。
FIDOオンラインで繰り広げられた開幕戦Round1「unicorn vs DYNASTY」の熱いバトルを早速振り返っていこう。

オーダーは以下のとおり。
第1試合 鈴木徹 vs エドワード昌司ファウルクス
第2試合 佐藤かす美 vs 森窪龍己
第3試合 浅田斉吾 vs 山本信博
どの試合もサブタイトルがつけられるほどの面白い組み合わせとなった。

1試合目、FIDOプレミアムリーグのオープニングを飾ったのは昨年末にPDCワールドチャンピオンシップの日本代表として共に世界と戦った日本代表のふたり。
今もっとも旬なふたりの戦いとなった試合は開幕を飾るにふさわしい素晴らしいゲームだった。鈴木徹の先攻でゲームはスタート。
両者ともにしっかりと仕上げてきた感じでダーツの調子は上々。開幕ゲームという大役にかなりの緊張はあっただろうがそれ以上の気合がどちらの選手からも溢れていた。エディーことエドワードのテンポの良いリズムに対し、鈴木徹の安定感ある堅実なダーツ、それぞれの持ち味が出た好ゲームが展開されていく。世界をもうならせるハイアベレージな点取と50%を超えるチェックアウト率のぶつかり合いがプレミアムリーグでもファンもワクワクしただろう。中盤勢いに乗りリーチをかけたエディを鈴木徹が意地をみせてフルレッグに持ち込む。負けられないというよりも「負けたくない」という気持ちが画面からも伝わってきた。最終レッグは先攻だった鈴木がスタートから点数を積み重ねダブルもきっちり決めて見事な開幕勝利を収めた。リザルトを見ても鈴木がアベレージ96.35のチェック55%、エディーがアベレージ94.23のチェック66%と両選手ともに世界レベルだった。開幕戦にふさわしい、いやそれ以上のサプライズゲームだった。プレミアム開幕ゲームにして歴史に残る素晴らしい試合を見せてくれた鈴木徹とエディに拍手を送りたい。

【第1試合結果】
鈴木徹(Unicorn)【PPR:96.35】5 vs 4 エドワード昌司ファウルクス(DYNASTY)【PPR:94.23】

2試合目は佐藤かす美と森窪龍己という対戦カード。ご存知の方も多いと思うがこのふたりは師弟関係にある。まさか生中継される公式の試合で師弟対決が見られるとは思っていなかった。これが垣根を超えたプレミアムリーグの面白さなのかもしれない。いうまでもなく森窪も佐藤もソフトダーツ、スティールダーツの両方に長けた選手。佐藤にいたってはFIDOダーツで女性唯一のカウントアップ1000点を達成しており女子選手という規格からはずれた技術と強さをもっている(褒めている)佐藤はコロナ禍にありながらオンラインで開催されるダーツイベントにも積極的に参加しており、画面越しでの対戦において多くの経験を積んでいる。今回はメーカーを背負ったチームリーグ戦で師匠に挑むというこれまでにないプレッシャーがかかる中でどんなダーツをするのかが楽しみであった。試合は森窪の先攻でスタート。ファーストスローでいきなり140点の好スタート。弟子の佐藤からしてみれば師匠に胸を借りるつもりで挑んだものの森窪のノンプレッシャーとも受け止められる140スタートはさすがに面を食らったのではないだろうか。なんとか持ち前の縦がずれない安定したダーツで返す佐藤だが、いつも以上早いテンポで点数を取って行く森窪が主導権を握ったまま試合は進んでいった。中盤になり佐藤もリズムを取り戻すがどうしてもダブルが決まらずに苦戦。スティールダーツはどんなに点数が削れてもダブルが決まらずに負けるというのがよくあるが、この試合はまさにそんな試合だった。
結局佐藤は17回ダブルを打って1回しか決められず、それを師匠森窪が拾ってしっかりと面子を保ったカタチになった。
アベレージは両者とも70前後であったが師弟というふたりの関係が背後にあるメンタル合戦は見ていて面白い試合だった。

【第2試合結果】
佐藤かす美 (Unicorn)【PPR:67.61】1 vs 5 森窪龍己(DYNASTY)【PPR:70.11】

3試合目、さてスコアが1−1になり勝敗の行方は最終ゲームの浅田斉吾と山本信博の関西対決に持ち込まれた。佐藤には申し訳ないが森窪が勝ったことでこの最終ゲームの楽しさが増したことは間違いない。国内最強ダーツプレイヤーの浅田がプレッシャーのかかる状況でチーム開幕戦勝利をかけてどんなダーツをするのか試合に注目が集まった。試合開始序盤から浅田の調子がいいのはすぐにわかった。迷いなく腕を振り高い点数を積み重ねていく。一方の山本も独自のゆったりとしたいつものリズムでしっかりとついて行くがファーストレグは浅田がしっかりと先攻をキープ。そして2グレ目は山本が取りお互い先攻をキープしシーソーゲームになるのかと思いきや3レグ目に入ったところでチャンピオン浅田がスイッチオン。結果アベレージ94.92というパワースコアリングとともにチェックアウト率55.56%という圧倒的な強さでそのまま5-1というスコアで勝利。unicornの大黒柱として見事チームに開幕戦勝利をもたらした。山本も悪くなかったが浅田にここまで良いダーツをされてしまうと手も足も出なくなってしまうのはしかたない。次戦以降の活躍に期待したい。

【第3試合結果】
浅田斉吾(Unicorn)【PPR:94.92】5 vs 1 山本信博(DYNASTY)【PPR:84.86】

FIDOプレミアリーグ開幕戦はどの試合も見所があり選手たちのダーツも素晴らしく新しいダーツイベントとして素晴らしいスタートを切った。
オンライン配信での視聴者数も最高で2,000人近くまでいったようで多くの人がトッププロの戦いを楽しんでいたようだ。
試合内容だけでなく視聴者が試合を楽しめる工夫と絵作りが随所に見られプレミアムリーグにかけるFIDOの本気具合を感じた。
昨夜の熱い試合を見られなかった人やこの記事を読んでもう一度試合が見たくなった人はぜひYouTubeの「DartsYOUChannnel」にメンバーシップ登録をおすすめしたい。このチャンネルにメンンバーシップ登録すればFIDOプレミアムリーグの過去動画をアーカイブで視聴可能だ。

開幕戦のRound2 TARGET vs Harrowsの試合レポートは明日掲載予定なのでそちらの方もお楽しみに。

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