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ROUND7.COSMO DARTS vs TARGET 対戦レポート

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女子選手ウィークでの優勝候補同士による注目の一戦。
どの対戦カードもどちらが勝つかわからない楽しみなマッチングが実現した。

第1試合目 岩田夏海 vs 鈴木未来
女子選手同士の第1ゲームはソフトダーツJAPAN年間ランキング1位と2位の対戦となった。
スティールでは2連続世界チャンピオンのタイトルを持つ鈴木がひとつ上だが岩田もこのFIDOに向けて練習を重ねてきている。
どんな展開になるのかファンが注目するなかゲームオン。開始早々に岩田のスローがノンセットアップになっていることに驚いた。
これまでの試合ではセットアップをする投げ方だった岩田がスティール対応として変更したのかもしれない。そのスローの完成度もとても高い印象。初めてのプレミアムリーグにも関わらず堂々としたプレイができていた。一方の鈴木はそこまで調子は良くない感じに見えたが点取りでリードしたアドバンテージを活かしファーストセットをブレイク。ところが2レグ目以降は岩田のスローが合いはじめ高得点を連発し鈴木を引き離す。岩田は2レグの上がりで3点残りをすんなり決められたことが大きかった。3レグ目以降さらに調子をあげる岩田。リズムの良いスローと抜群のグルーピングで高得点を連発しダブルもあっさり落としゲームの主導権を握る。これだけ気持ちよくダーツをされると流石の鈴木も逆転のチャンスをなかなか生み出せない。鈴木の調子の問題ではなく完璧なダーツをした岩田が強すぎた。そこからゲームは岩田のワンサイドで進み結果5−1で岩田がプレミアムリーグ初登場で世界チャンプを倒す大金星をあげた。今週末に開催されるFIDOウーマン開幕戦での活躍にも期待したい。

【第1試合結果】
岩田夏海(COSMO DARTS)【71.93】5 vs 1 鈴木未来(TARGET)【65.09】

第2試合目 野毛俊平 vs 小野恵太
前回、大接戦の末に勝ちをもぎ取った野毛と自分のダーツができず不本意な内容だった小野。
同じJAPANプロであり、東京のスティールリーグでもトップチームのエース同士として戦うことの多いふたり。
今回はFIDOプレミアムリーグの舞台でメーカーを背負っての対戦でお互いいつも以上に気合いが入る。
小野の先攻でゲームが始まる。気持ちが入りつつも気負うことなく慌てずにプレイする小野といつも通り落ち着いたリズムでダーツを投げる野毛。両者同じペースで点数を削り合うも小野が先にダブルを出しそのままダブルを決め先攻キープ。前回の結果を踏まえしっかり調整をしてきた感のある小野。ダブルがすんなり入ったことで自信が持てたのか徐々に調子が上がって行く小野。野毛も決して悪くないがトリプルがうまく絡まず序盤を小野に走られてスコアは3−0。このまま逃げ切りたい小野だが相手は野毛。すんなり許してくれる訳はなく中盤の苦しいところをなんとか耐える野毛にやや苦戦。それでも小野は要所のダブルをなんとか決めて4−2と先に王手をかける。このまま小野が初勝利かという流れだったが勝負はここからだった。小野は何度もチャンスを得るも最後のダブルをどうしても決められず流れは野毛に移っていく。ピンチをものにした野毛はレグを連取しスコア4−4で最終ゲームへ。フルレッグとなった試合の勝敗は最後のダブル合戦へ。小野は先に32点残りとするも決めれば勝ちのダブルを2ラウンドかかっても決められず。
まさかのチャンスが回ってきた野毛はワンチャンの91点残りをD-BULL-S1-D20と見事なフィニッシュを決めガッツポーズ。絶体絶命からの逆転勝ちを決めた。野毛はこれで開幕2連勝、小野は調子が良くダーツも飛んでいたが最後のダブルに泣き開幕から2連敗となった。

【第2試合結果】
野毛俊平(COSMO DARTS)【81.46】5 vs 4 小野恵太(TARGET)【82.94】

第3試合目 鈴木康太 vs 村松治樹
ソフトプロツアー上位ランカーにしてスティールではPDJ2年連続ファイナリストの実力を持つ鈴木。対するはソフト・スティールの両方で日本ダーツ界を牽引してきた村松。他では見ることのできないプレミアムリーグならではの対決にダーツファンなら誰しも胸アツになる注目の一戦となった。村松は第1、2ゲームと2連敗で回ってきており厳しい状況での試合。なんとしても全敗は逃れたいところだが試合前の村松はそんな心配よりも目の前のゲームに勝つことだけに集中できている様子であった。ユニフォームとお揃いのマスクをして登場した村松が先攻でスタート。気負うことなく自分のペースで試合を進める村松に対しプレミアム初試合にもかからず自分のダーツに集中し持ち前のシュート力で得点を積み重ねていく鈴木。ファーストレグをキープして主導権を握りたい村松だったがダブルが決まらず鈴木がブレイクし混戦の様相を呈していく。続く2レグ目もお互い同じ点取りペースで進み先攻の鈴木が有利かと思いきや村松が83点残りをインナーブルアウトで決めてガッツポーズ。鈴木にリードを許さない。両者一歩も引かない内容で試合はさらに緊張感を増していく。そこから両者先攻をキープするゲーム展開でスコアは3−3となり試合は終盤に入っていく。大事な局面となる第7レグは村松がダブルを引っ張っりつつも点数を大きく削っていたアドバンテージを活かして先攻をキープ。苦しい展開であったが村松が4−3勝利まであと1つとすると第8レグは点数がなかなか取れず苦しむ鈴木を尻目に村松が高得点で差をつけ最後はそのまま逃げ切ってスコア5−3で勝利した。村松はなんとか1ポイントを勝ち取り面目を保った。

【第3試合結果】
鈴木康太(COSMO DARTS)【73.25】3 vs 5 村松治樹(TARGET)【75.53】

優勝候補同士の対戦は2勝1敗でCOSM ODARTSが勝利したが敗れたTARGETもこれを機にさらに奮起してくるに違いない。
リーグ戦はまだ序盤。今後ますますプレミアムリーグから目が離せなくなりそうだ。

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