FIDO ONLINE PREMIUM LEAGUE関連の各種情報を掲載
FIDOプレミアムリーグもいよいよ3クール目となり序盤戦から中盤戦へ。
チームごとの色も徐々に見えてきて観戦や応援にも熱が入ってきていることだろう。
ラウンド9となる今週は未だチームの勝利がないTIGAとここまで優勝候補ながら今ひとつ勝ちが伸びないTARGETの対戦となった。
第1試合目 大崎裕一 vs 樋口雄也
開幕戦以来2度目の登場となる大崎と今回チームTARGET3戦目にして初登場の樋口。大崎のテンポ良いリズムからの点取りに対し、しっかりとしたルーティンがお馴染みの樋口。個性が光る選手同士どういった試合展開になるのか予想がつかない。見ていて楽しい試合になることは間違いない一戦だ。ミドルで勝った樋口が先攻でゲームオン。
プレミアムリーグデビュー戦ということで表情からも少し緊張が伺える樋口。一方の大崎は試合前からカメラに向かって手を振る余裕を見せる。もともと陽気なキャラではあるがこの日はスティール経験も豊富な樋口が相手ということで当たって砕けろな気持ちもあったのだろう。そんなリラックス感が功を奏したのかこの日の大崎は点数の削りも上がりのダブルも絶好調。
圧倒的なスコアリングで点数を重ねていく。大崎の点取にプレッシャーがかかる樋口だがあせらずに落ち着いたプレイでファーストレッグを取り先攻キープ。ところが続くレグも大崎の点取は止まらない。
迷いのないダーツでハイスコアを連発。縦ラインがずれないので細かいアレンジが必要ないという点も大崎には有利に働いていた。
大崎が好調な点取でプレッシャーをかけ、樋口がスティール経験をいかしたうち回しで凌ぐというゲーム展開で序盤〜中盤はシーソーゲーム。第6レグが終わったところで3-3タイ。後半に入っても大崎の点取りは好調。持ち前のリズムとシュート力で主導権を握った大崎。終盤もそのままの勢いで樋口を封じ込めスコア5-3でプレミアム初となる勝利を決めた。
大崎はアレンジが苦手と言っていたがこの試合では圧倒的な得点力が目立ちアレンジの問題は一切感じることはなかった。
樋口も決して悪い内容ではなかったがとにかく大崎の出来が良すぎた。次回以降のリベンジに期待しよう。
【第1試合結果】
大崎裕一(TIGA)【82.89】5 vs 3 樋口雄也(TARGET)【81.93】
第2試合目 幕内邦昌 vs 村松治樹
まだ勝ち星のない幕内といまだ負けなしの村松。
スティールダーツの知識や技術が高い幕内がFIDOオンラインでどこまで村松に喰らいつけるか、最初の土をつけることができるのか注目の試合だった。幕内の先攻で試合はスタート。どちらの選手も今回で3試合目ということでプレミアムリーグの緊張感にもだいぶ慣れてきた様子。両選手ともにゲームに集中できているのが画面からも伺えた。村松はいつも通りの安定感と得点力で序盤からゲームの主導権を握る。しかしこの日の幕内はグルーピングがよく村松の180に対して180を出し返すシーンもあった。
なんとかハイスコアを出して村松にプレッシャーをかけたい幕内。それでも村松は終始自分のダーツに徹しスコア5-1で勝利。
開幕から負けなしで個人3連勝とした。幕内はこの試合で4つの180を出しプレミアムレコード。徐々に調子をあげてきているだけに念願の1勝目はもうすぐかもしれない。それにしても村松の安定した強さがジワジワくる試合であった。ナイスゲーム。
【第2試合結果】
幕内邦昌(TIGA)【83.47】1 vs 5 村松治樹(TARGET)【86.02】
第3試合目 畦元隆成 vs 小野恵太
1-1というスコアで回ってきた第3ゲーム。
ここまでいずれもトッププレイヤーと対戦し若さ溢れる元気なダーツで注目を集めている畦元。
早く初勝利が欲しいところだろう。今回の相手もこれまでと変わらず文句なしの実績を持つ小野が対戦相手。とはいえ小野もプレミアムリーグは開幕から2連敗とまだ勝ち星がなく苦しい状況。未勝利同士の対戦となったこの試合、初勝利というプレッシャーがかかるなかで両選手がどういった試合をみせてくれるのか楽しみな一戦となった。小野先攻で始まった試合は両者様子を伺いながらのスタートといった感じ。若手の畦元は乗ってくると手がつけられなくなるだけに序盤からプレッシャーをかけたい小野であったが点取りが思うようにきまらない。スコア2-0と好スタート切った小野だがどこか苦しみながらのダーツ。序盤リードされたことで吹っ切れた畦元は徐々にリズムをあげ攻めのモードになっていく。この切り替えが良い流れを生み畦元はスコアを2-2のイーブンとするとそこからさらに調子を上げる。畦元から流れを取り戻したい小野だったが勝負どころのダブルが決められず逆転を許してしまう。こうなると畦元の勢いは増すばかり、初勝利に向けてギアをあげそのまま5-2まで突っ走り強敵小野を封じ込めた。
見事プレミアムリーグ初勝利をあげた畦元。チームも2ゲーム勝って初の勝利ポイントを獲得した。
ここまで良いゲームをしつつも勝ちに繋がらなかった大崎と畦元が勝ってのチーム勝利ということでTIGAは中盤戦に向けて勢いづいてくることだろう。一方のTARGETはまさかの2連敗で優勝が厳しい状況になってきた。
【第3試合結果】
畦元隆成(TIGA)【75.37】5 vs 2 小野恵太(TARGET)【69.17】
まだシーズンは折り返し前なのでここから立て直して優勝戦線に割り込めるようがんばってもらいたい。
チームとしての勢いも大事なリーグ戦、次週以降も要チェックだ。