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Round12.COSMO DARTS vs CUESOUL 試合レポート

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序盤戦に2勝し優勝争いの筆頭に立っているCOSMODARTSといまだ勝ちがなくポイント獲得なしのCUESOUL。
ここらで奮起してチームアピールをしたいCUESOULは今回メンバー全員がプレミアムリーグ初出場というフレッシュな顔ぶれでCOSMODARTSに臨んできた。選手それぞれのパフォーマンスにも興味がありどんなダーツをしてくれるか注目だった。

第1ゲーム 坐間達哉(COSMO DARTS)【69.38】4-5 柴田純平(CUESOUL)【69.17】
スタートから140を連発して圧倒的な点取りを見せた坐間。大きく削ってアドバンテージをとり試合を有利に進めていく。柴田は初出場ということで緊張気味だったがレグを重ねるごとに本来のダーツを見せつつあった。ダブルの決定率は芳しくなく両選手とも苦しんでいたが序盤から点取りが好調の坐間がレグを拾う展開で4-0。ほぼ勝ちを手中に収めていた坐間だったがストレート勝ちとなるはずのダブルを決められず。
首の皮一枚で助かった柴田はそこから反撃開始。坐間は流れを失いそこまでよかった削りも失速。
結局終盤で40点残りを確実に仕留め続けた柴田が0-4からまさかの大逆転勝利を決めた。
坐間にとってはやはり5レグ目マッチショットだったトップダブルを2本使って上がれなかったところが痛手だったのだろう。そこから一気に調子を崩し結局最後までダブルを打てずに終わってしまった。序盤から削りが好調で圧倒的な有利さで試合を進めていただけに悔やんでも悔やみきれないことだろう。
一方の柴田は初出場でチームに初ポイントを献上。チームCUESOULにとっても嬉しい大逆転勝利であった。

第2ゲーム 野毛駿平(COSMO DARTS)【79.95】5-0 成毛俊輔(CUESOUL)【71.70】
チームCOSMODARTSのエース野毛とCUESOUL期待の若手成毛の一戦。
成毛は初出場とは思えないテンポ良い素晴らしいダーツを見せる。スイッチングもしっかり出来ていてスティールダーツならではの打ち回しも上手な選手だ。そんな成毛を安定した点取りとダブルの決定力で封じ込める野毛。大局観ともいえるゲームコントロールはさすがだ。
野毛はダブルアレンジに関しても攻めるところではしっかり攻め、確実に仕留めたいところでは堅実なアレンジでダブルを決めて主導権を離さない。結局完璧なゲーム運びで成毛にチャンスを与えず文句なしの内容で5-0のストレート勝ち。成毛も悪くなかっただけに今後の登場に期待したい。
このゲームメイクのきっかけになったのが野毛の1レグ目のチェックアウトにあったように思う。
150点残りを1本目T20に決め90点残り、いつもならT18に打つところをスタッキングで入れられるという判断でそのまま20に打ちT20。残り30点にして強気のD15を打った。惜しくも外れたが次のラウンドで残り30点をそのままD15に打つことなく14シングルに入れ16点にアレンジし完璧なダブルを決めた。前のラウンドでは強気のハイオフトライ、続く場面では相手にチャンスを与えないためにも堅実にアレンジしてダブルを決める。
この攻めと守りのメリハリで数字に振り回されないゲームコントロールができる野毛。巧さが光る試合だった。

第3ゲーム 馬場善久(COSMO DARTS)【83.60】5-3 津波良二(CUESOUL)【82.37】
開幕戦以来2回目の登場となった馬場とプレミアム初登場の津波。ソフトダーツでは同じプロ団体JAPANに所属しているふたりの対戦。ここまで1勝1敗で勝った方のチームが勝利となる最終ゲーム。どちらの選手にもプレッシャーがかかるがここまで全勝中のチームに黒星をつけるわけにはいかない馬場の方が立場的にはプレッシャーは大きいだろう。津波は初登場ながら落ち着いたリズムで堅実なダーツを見せる。対する馬場はこの日も持ち前のシュート力を武器に試合を有利に進め序盤から3-0とリードし流れを引き寄せる。しかし中盤になり場慣れしてきた津波が徐々に調子をつかみ出して3-3まで追いつき試合は面白い展開に。馬場は先ほど坐間が逆転負けをしているのを目の前で見ているだけに流れを断ち切りたいところ。馬場は追いつかれた状況にも焦ることなく集中し縦ラインを軸に再始動。そこからの立て直しは素晴らしく結果この日一番のスタッツ83.60で見事5-3で勝利した。津波が中盤で見せた追い上げも素晴らしく今後もプレミアムリーグで試合をみたいと思わせてくれる内容だった。やはり試合を決めたのは3-3と並ばれてからの馬場のダーツ。追いつかれながらも焦ることなく縦ラインを崩さずにハイスコアを重ねた100-100-140-105の見事な点取りは素晴らしかった。
ピンチのときほど点数をとりにいきたくなるものだが、そこで無理せず縦ラインに集中した結果がハイスコアにつながるという基本の大切さを感じさせてくれた。

ROUND12が終わり全チームが3試合を消化。この日COSMODARTSが勝利したことで唯一の全勝を守り堂々の1位をキープ。
CUESOULは最下位ながら柴田純平の勝利で待望のポイントを獲得。終盤に向けてまだまだ目が離せないプレミアムリーグになってきた。

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