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Round14 CUESOUL vs TARGET 試合レポート

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前回柴田純平が待望の初勝利をあげ1ポイントを獲得したCUESOUL。
しかしながらチームとしての勝利はいまだ無いだけにそろそろ勝利ポイントをあげたいところ。
またTARGETも優勝候補に挙げられながらもなかなか勝ちきれない試合が多くリーグ順位をあげられず苦戦している。どちらのチームも勝ちポイントが欲しい状況で1つ1つの試合が大切になってくる。

第1ゲーム 柴田圭介(CUESOUL)【65.52】2 - 5 樋口雄也(TARGET)【69.21】
両選手とも2度目の出場となるが前回は自分らしいダーツができずに敗れている。今回は初勝利を目指し自分本来のダーツをしたいところだ。柴田はファーストレグから高得点を連発してスタートダッシュを決める。前試合と比べると別人のようなダーツで樋口にプレッシャーをかける。前回こういった流れから自分らしさを失ってしまった樋口だがその経験を踏まえてなのか落ち着いたリズムで自分のペースを守り柴田にリードを許さない。試合は両選手ともに点取りは順調に進むも上がりのダブルが決まらずに苦戦する展開。序盤好調だった柴田は徐々に点取りが不安定になり樋口に付け入る隙を与えてしまう。
樋口は持ち前の打ち回しでリズムを掴むとそのままレグを連取して5-2で逃げきった。柴田は序盤流れがあったものの終盤で調子の波が如実に出てしまい樋口を楽にしてしまったのが悔やまれた。

第2ゲーム 大久保李佳(CUESOUL)【57.24】1 - 5 鈴木未来(TARGET)【79.75】
先日のFIDOツアー第2戦では強豪男子選手を抑え見事優勝を果たした女子世界チャンピオン鈴木。女子の枠を超えて優勝してしまう強さを持つ鈴木を相手に大久保は胸を借りる意気込みで望んだはずだ。
開き直って挑めたのか大久保は序盤からリズムよくダーツを投げ前回のデビュー戦のような極端な緊張はないように見えた。一方鈴木は序盤から抜群の安定感を見せ高得点を連発して有利にゲーム進める。全体的にそこまでダブルは決まっていたわけではない鈴木であったが点取で100点オーバーを連発。常に大きなアドバンテージをもってゲームをコントロール。途中ダブルに手こずったところを大久保に攻められ1レグ失うも、焦ることなく終始磐石なゲーム運びを見せスコア5-1で快勝した。最後まで自分のダーツをすることに集中していたチャンピオン鈴木。ダブルの決定率が22%にもかかわらずアベレージ79.75はさすがの一言だった。

第3ゲーム 津村友弥(CUESOUL)【72.97】5 - 4 村松治樹(TARGET)【75.79】
今シーズンからCUESOULに移籍しエースとしてチームを引っ張るも本来の持ち味を出しきれずにいる津村。
プレミアムリーグではここまで負けなしの村松を相手にどこまで自分のダーツを出せるか。津村への期待が高まる一戦となった。
試合開始から気迫のこもったダーツを見せる津村。それを正面から受けて立つ村松。どちらも一歩も引かないハイアベレージな点取りでゲームは進んだ。ところがこの試合、両者ともにダブルが決まらずに先攻をブレイクされるという苦しい展開。ここを決めれば楽になるけど決められない、ブレイクされてはブレイクし返すというもつれたシーソーゲーム。
結局試合は最後までもつれ4-4のフルレッグ。最終レグも両者ハイスコアで削るもダブルが決まらず。この緊迫した苦しい状況にさすがの村松も入れれば勝ちのマッチダブルを5本も外してしまう。最後は4点残りとなった津村が渾身の2ダブルを決めこの混戦に幕を下ろした。村松は痛恨の初黒星。ダブルを30本打って4本と決定率13%。とにかくダブルに苦しんだ試合であった。津村もダブルが決まらず苦しんだが最後まで諦めない姿勢が勝利を呼び込み見事プレミアム初勝利につながった。

どの試合も見応えのある好ゲームであったがやはりダブルの決定率が低いのが目立った。
柴田 7.69%(2/26)ー 樋口 14.29%(5/35)
大久保 33.33%(1/3)ー 鈴木 22.73(5/22)
津村 23.81%(5/21)ー 村松 13.33%(4/30)

FIDOプレミアムリーグ全体を通して言えることだが点取りのスコアはどの選手も高くなってきているだけに今後ダブルの決定率をどれだけあげられるかが勝利の鍵となりそうだ。

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