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Round17.COSMO DARTS vs Unicorn 試合レポート

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ランキング1位と2位の頂上対決。
シーズン中盤に向けての重要な戦いとなるだけにどちらのチームにも熱が入る。
個人成績でも4戦全勝中の野毛と浅田、そして試合数は少ないがここまで負けなしの馬場と強者が揃っているだけにどの対戦カードも目が離せない注目の一戦であった。

第1ゲーム 坐間達哉(COSMO DARTS)【76.17】5 - 1 佐藤かす美(Unicorn)【68.51】
前回まさかの逆転負けを喫した坐間が迎え撃つのはチームUnicorn女子選手としてフル参戦している佐藤。
どちらの選手も自分らしさを発揮して勝利ポイントにつなげていきたいところだろう。
佐藤は序盤からリズムもよく腕も振れていて調子が良いのが伺えた。3レグ目に116点のハイオフも飛び出し流れを掴みたいところだったが全体を通して20トリプルがなかなか絡まず終始点取りに苦戦していた。一方の坐間はダブルに苦戦。
点取りではリズム良く打つ坐間だがダブルになると突然テンポが変わる。ダブル周りでも止まらずに流れを生かした方が坐間のシュート力が発揮されるように感じた。結局試合は序盤に主導権を握った坐間が点取りに苦しむ佐藤を抑えワンサイドで勝利。大事な第1ゲームでしっかりとチームにポイントを献上した。佐藤も負けはしたが調子は上がっているようなので今後の試合に期待しておこう。K/p>

第2ゲーム 野毛駿平(COSMO DARTS)【87.64】4 - 5 鈴木徹(Unicorn)【91.79】
ここまで苦しいゲームを勝ち続け個人では負けなしとチームCOSMO DARTSの大黒柱である野毛。
そして個人スタッツではハイアベレージを出し続け高いポテンシャルは折り紙つきの鈴木。
高い点取りでの打ち合いが予想されたがその期待を裏切ることなく序盤から激しい打ち合いを展開。削りだけじゃなくダブルのチェックアウトも好調な鈴木がレグを連取して主導権を握る。両選手揃って削りはほぼ100点アベレージ、ショートゲームも12ダーツを出し合う内容の濃い好ゲーム。それでも決定力で有利にたった鈴木が4-1と一気に王手をかける。ところが鈴木はあと一本が決められずチャンスを得た野毛が一気に反撃をみせ試合は4-4のフルレッグ。追いつかれた鈴木であったが最終レグは140-121-100-120とハイスコアを連発し野毛を圧倒。最後の10ダブルも一発で仕留め激しい打ち合いに終止符を打った。ここまでフルレッグの戦いを制してきた野毛だったが最終レグの先攻13ダーツにはどうすることもできずプレミアムリーグ初の黒星。試合アベレージが鈴木91.79、野毛87.64と両者素晴らしいダーツで見応え十分な試合を見せてくれた。

第3ゲーム 馬場善久(COSMO DARTS)【82.41】5 - 4 浅田斉吾(Unicorn)【79.19】
チームの勝敗がかかった最終ゲーム。大きなプレッシャーがかかるこの試合を任されたのはここまで2戦2勝の馬場と4戦4勝の浅田。どちらもプレミアムリーグ負けなしのふたり、そして前回9ダーツを達成している浅田ということでどんな試合になるのか期待が高まる一戦となった。
序盤はお互い様子を伺うように両者スロースタート。プレッシャーがかかりつつも相手に主導権を渡さない点取りで先攻をキープしあい中盤まで進む。第5レグに浅田の先攻をダブルの打ち合いを制した馬場がブレイクしたことで均衡が崩れ流れに変化が生まれるがすぐに浅田がブレイクバックし試合は混戦モード。両者なかなか流れを掴むことができないままスコア4-4となりランキング1位をかけた勝負は最終レグにもつれ込んだ。極度のプレッシャーがかかる局面。先攻スタートの浅田はまずまずの点取り、馬場もそれにしっかりとついていき先に161点のテンパイ。次のラウンドで馬場はこの161点を最後の50点残りまで持っていきインナーブルトライ。惜しくも外れるが浅田に大きなプレッシャーをかける。浅田は97点残りをS19-T18と決めてD12トライのマッチダブルを打つもタイミングが合わず外に外す。最後の最後まで手に汗握る展開となったが最後は馬場が残った25点をS9-D8と綺麗に取り切ってガッツポーズ!無敗の浅田に土をつけた。見事な勝利でチームをランキング1位に押し上げた馬場。個人3戦3勝と負けなしだがいずれも3番手での出場であり負けらない場面で自分のダーツを出せる強さはチームからの信頼も熱いことがわかる。今後の活躍にも注目していきたい。

ランキング1位と2位の直接対決であったが結果チームCOSMO DARTSが勝利してランキング1位に躍り出た。
個人成績でも4戦無敗だった野毛と浅田がそれぞれ負けたことで全試合出場全勝の選手はいなくなった。これもプレミアムリーグのレベルが全体的に高いことをあらわしているだろう。回を重ね消化した試合が増えてきたことで個人成績も気になってくるところ。この日も高いアベレージを残した鈴木徹がひとつ抜けだした格好になるがシーズン中盤に向けてどの選手も調子があがってくると思われる。中盤戦に向けてますますハイレベルな戦いが見られることを期待しよう。

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