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ROUND24.TIGA vs DYNASTY 試合レポート

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FIDOプレミアムリーグ1stシーズン前半戦で大健闘を魅せているTIGA。
正直ここまで上位に入ってくるとは思っていなかった(失礼w)
今回の試合は後半戦に向けて大事な一戦となるだけに少しでも多くポイントを取っておきたいところ。
そして現在2位につけているDYNASTY。
ここでポイントをしっかりとって1位のCOSMODARTSにプレッシャーをかけておきたい。

第1ゲーム 幕内邦昌(TIGA)【75.90】1-5 座波常輝(DYNASTY)【86.29】
前回初勝利をおさめた幕内はこのまま勢いに乗っていきたいところ。
対戦相手はベテラン座波。プレミアムリーグではいまだ負けなしとスティールでも強さをみせている。
幕内の先攻でゲームスタート。幕内もさすがに場慣れした感があり落ち着いた様子。
座波は初戦からの落ち着いたプレイをみせておりその佇まいから溢れ出るオーラは相手に大きなプレッシャーとなっている。
お互い先攻キープのスタートで順調な滑り出しに見えたが徐々に幕内のダーツが不安定になり始めると試合の流れは一気に座波へ。
幕内は縦ラインの乱れがそのまま焦りになりなかなか修正できずにいるところを座波に突かれ試合はワンサイトゲーム。
座波は終始マイペースで試合を進め削って良し、上がって良しと文句なしの内容で5-1完勝。
幕内も必死に立て直そうとしたが及ばず、座波の強さが如実に出た試合だった。

第2ゲーム 畦元隆成(TIGA)【86.87】5-4 山本信博(DYNASTY)【87.88】
プレミアムリーグ前半のMVPと言っていい活躍を魅せているTIGA期待の若手畦元。
チームTIGA躍進の大きな原動力になっている。対するはチームの頼れる兄貴的な存在でDYNASTYを引っ張る山本。
ここまでの試合では高いアベレージで内容の良いダーツをしながらもそれが勝ちにつながっていない印象。
伸び盛りの若手相手にどういう試合を見せてくれるのか期待したい。
開始早々に畦元が14ダーツで先攻キープすると山本も負けじと15ダーツでキープバック。
序盤からハイレベルな打ち合いを見せる両者。
畦元はこれまでスティール経験が少なかったがプレミアムリーグを通して自分なりのスティールダーツというものを作り上げた感じがある。
相手に振り回されることなく自分のリズム、スロー、ダブルフィニッシュをしっかり守って戦っている。
そういった畦元を相手にするのは非常に厳しいはずの山本だがしっかりと自分のプレイスタイルでゲームをコントール。
流れを逃さず相手にプレッシャーをかけていくあたりは流石といったところだろう。試合は意地と意地がぶつかり合いお互い一歩も引かない好ゲーム。
中盤の要所でダブルをしっかり決め4-2と先に王手をかけた山本。
そのまま逃げ切りたい山本に必死に食い下がる畦元。その強い気持ちがプレッシャーとしてのしかかり最後のマッチダブルがまったく入らなくなる山本。
そうなると試合の流れは自然と畦元に傾いてくる。
4-4に追いつくと最終レッグは先攻スタートから140-140-100とハイスコアを連発。
山本も必死に食い下がるが勢いにのった畦元はもう止まらない。
最後は見事な14ダーツフィニッシュを決め土俵際に追い込まれたところから大逆転で勝利した。
山本はあと1本のダブルが決まらず涙を飲んだ。内容がとても良いだけに後半戦も引き続き期待したい。
それにしても畦元の成長っぷりが半端ない。そういうゲームだった。

第3ゲーム 坂口優希恵(TIGA)【66.26】5-4 大内麻由美(DYNASTY)【66.23】
セットカウント1-1で回ってきた最終ゲームの女子対決。坂口も大内もここまで2戦2勝と負けなし。
チームの勝利もかかっているだけに両者プレッシャーがかかる中どんな試合になるのか楽しみなゲームであった。
スティール経験が豊富で日本代表として国際舞台でも活躍してきた大内。
試合運びにもどこかしらゆとりのようなものを感じる。蝶のように舞い蜂のように刺すと言った感じで魅せるここ一番での決定力は大内の大きな武器だ。
一方の坂口は高いグルーピング力からのスコアリングが素晴らしい選手。
ソフトで培ったシュート力だけでなくスティールならではの再現力も兼ね備えている印象。
フォームも左半身の使い方が素晴らしくしっかり決まっていながらもうまく脱力できている。
テイクバック最中でも左手でダーツをクルクルとシェイクしているところを見てもいかに脱力できているかがよくわかる。
この試合では両選手がブレることなく自分のプレイに集中しようとしているのがとても伝わってくる内容であった。
中盤に大内がリードするが、少し開き直った感じになった坂口が一気に追い上げて試合は最後までわからない展開。
先に王手をかけた大内だったがマッチショットのダブルを決められずそこを拾った坂口がフルレッグに持ち込み最後はスピード感ある点取りで大きくリード。
最後はD1に苦戦するもなんとか決めて逆転勝利。大事な試合でチームの勝利に貢献した。

上位対決となった今回の試合。TIGAが見事な勝利で2位DYNASTYに勝利。
後半に向けてランキング上位がますます大混戦になるお大きな一勝となった。
勢いに乗るTIGAは後半戦でもどんな活躍を見せてくれるのか今後も期待したい要注目のチームだ。
今週も面白い展開の試合ばかりだったので観戦していたファンも楽しめたのではないだろうか。グッドゲーム!

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