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Round29.DYNASTY vs Unicorn 試合レポート

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ランキング2位と3位の試合でファーストシーズン折り返しに突入。
後半戦は1つでも多く勝って優勝戦線に残らなければいけないだけに負けは許されない状況になっていく。
プレミアムリーグの開幕カードとして歴史に残る名ゲームとなったエディvs鈴木の再戦も今回実現する。
非常に楽しみな一戦にファンも釘付けの試合になりそうだ。

第1試合 大内麻由美【70.68】5-2 佐藤かす美【63.76】
新旧スティール日本代表対決とでもいおうか。
これまで国内のスティールを牽引してきたキーマン大内。対するはここ近年の女子スティール界を引っ張る存在にまで成長した佐藤。
どちらの選手もお互いの意地だけでなくチームとして勝ちたいという気持ちもきっと強いはず。後半戦一発目の試合はどんな試合を見せてくれるのだろう。
試合序盤から大内はあまり入れ込みすぎずゆとりを持って挑んでいるイメージ。一方の佐藤は集中力を全面に出し緊迫感を持ってゲームをコントロール。
対照的な雰囲気を感じる。大内は点取りだけでなく試合そのもののリズムをコントロールして試合の流れを作っている。
これも試合経験が豊富な大内の持つ力なのかもしれない。それに飲み込まれないよう自分のダーツに集中する佐藤。
中盤からは大内の点取がさらに加速。常に大きな点差をもった状態で有利にゲームを進め佐藤にプレッシャーをかけていく。
大内は153点ハイオフの12ダーツも出し文句なしの内容で佐藤を圧倒。結果終盤まで良い流れをキープした大内が5-2で勝利。ナイスゲームだった。

第2試合 E.S.ファウルクス(エディ)【87.15】2-5 鈴木徹【87.03】
開幕戦カードでは歴史に残る素晴らしい試合を見せてくれた二人のカード。
折り返しの対戦でも同じカードが実現した。前回は鈴木が粘り勝ちだっただけに今回は是が非でも勝ちたいエディ。
今回もハイレベルな試合が見られるのかファン待望の再戦に注目があつまった。
鈴木の先攻でゲームスタート。開始早々からハイスコアを連発する鈴木。
スロースターターのエディは点取りに苦戦しながらもマイペースで腕を振る。鈴木は最初の3レグを14、17、18ダーツで連取し序盤の主導権を握る。
中盤になると予想通りエディのギアがあがり反撃モード。両者ハイレベルな点の取り合いを見せる。
鈴木は先攻ゲームでダブルを出すと高確率でダブルを決め先攻をキープ。エディの追随を許さない。
終盤に入ったところでエディが12ダーツを決め鈴木にプレッシャーをかけるが鈴木のダーツは揺るぐことはなかった。
結局鈴木が1回のブレイクとすべての先攻をキープする完璧なゲーム運びで迫るエディーを5-2で退けた。
アベレージとダブル決定率ともに高いのが鈴木の強さ。注目のリベンジマッチだったが結果は鈴木が見事な返り討ちでエディのリベンジを阻止し同カード2連勝を飾った。

第3試合 座波常輝 【75.23】3-5 浅田斉吾【78.77】
まだここまで4戦全勝で負けなしの座波。対するはここ最近の試合では高いアベレージで勝ちを決めている9ダーツプレイヤー浅田。
スロースターターの浅田に対して座波が序盤から攻め込みプレッシャーをかけることができるのか。勝負の鍵はやはりダブルの決定率になることだろう。
座波の先攻でゲームスタートしたがこの日はスロースターターのはずの浅田が出だしから好調。
いきなり14ダーツでブレイクするとその勢いでレグを連取し流れを掴む。
座波も徐々にトリプルが絡みだしペースを上げダブルに苦しみながらも先攻をきっちりキープし浅田に主導権を握らせない。
中盤になると両者点取りが冴えず重いゲーム展開。浅田は合っていない20トリプルから18トリプルへのスイッチングを試みるが思うようにスコアが伸びず苦戦。
同様に点取りが決まらない座波であったが浅田がダブルを決められずにいるところを突いてレグを拾いスコア3-3のイーブンで試合は終盤に入っていく。
どちらが先にリーチをかけるのか大事な第7レグは座波がリードしつつも途中で失速。浅田が86点残りを綺麗に落として15ダーツブレイク。
勝負に王手をかけた浅田はここで一気にラストスパート。圧倒的な点取りで先攻16ダーツ。負けなしだった座波を5-3で下し初めての土をつけた。
座波は中盤徐々に調子をあげてきたところでなぜかスローリズムをペースダウン。投げる前の準備に時間をかけすぎて自らリズムを壊していたように見えた。
浅田は苦しみながらもチームを勝利に導き優勝に望みをつなげた。

シーズン折り返し初戦ということで両チームとも勝って勢いをつけたいところだったが接戦を制したのはUnicorn。
DYNASTYはなんとか1ポイントを獲得したがランキングが近いチームに負けたことはかなりの痛手になるかもしれない。
ますます激化するランキング争い。どのチームも勝ち残りをかけてきているだけに混戦となることだろう。どのチームが抜け出すのか後半戦の戦いも目が離せなくなりそうだ。

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