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前半戦の終盤で勝ち恵まれずまさかの6位に低迷となったTRiNiDAD。後半戦では序盤でポイント重ねてプレイオフ進出を狙いたいところだ。CUESOULは最下位での折り返しとなったがメーカーの知名度をあげ契約選手をくまなく出場させることで経験とチャンスを与えているチームだ。後半戦では上位陣を少しでも苦しめさせる戦いに期待したい。
第1試合 宮脇実由(TRiNiDAD)【60.16】5 - 1 山端若菜(CUESOUL)【53.86】
久々の登場となった宮脇。二度目ということもあり自分の持ち味が出せればゲームを有利に進められるだろう。
CUESOULからは初登場となる山端。実力は未知数なのでどんなダーツを見せてくれるのか楽しみだ。
宮脇の先攻でゲームスタート。両者ともなかなか得点が取れず重い流れで試合が進む。宮脇は前回同様かなりの緊張がみられ表情や動きにまでそれが出ていた。
対する山端はスコアに関係なくマイペース。初出場らしからぬ落ち着いたプレイに期待が持てたがスティールダーツの経験があまりないように見え点取りからの数字作りに苦戦しているようだった。
レグを2つ連取した宮脇は徐々に点取りのスコアも伸びてきたが、やはり集中力よりも緊張が勝っており今ひとつ精彩を欠いたプレイが続く。山端は終始落ち着いた様子でプレイするが慣れないスティールと経験がない5レグ先取という長い試合に本来の力がなかなか出せない様子。0-4からなんとか1レグ返すが追い上げもそこまで。最後は宮脇がトップダブルを1本で決めて5-1で勝利した。
第2試合 一宮弘人(TRiNiDAD)【77.75】5 - 2 柴田純平(CUESOUL)【73.49】
TRiNiDADは初登場のベテラン一宮が登場。スティール経験も豊富で第1回FIDOカップの優勝者でもあるだけにここはチームの期待も大きいことだろう。
CUESOULからは柴田が久々の登場。前回のデビュー戦では大接戦の末に見事勝利しチームに初白星を献上。
勝負強い二人だけにどんな試合になるか楽しみな一戦となった。
ミドルで勝って先攻となった柴田はスタートから安定した点取りを重ね16ダーツで先攻キープ。順調な滑り出しを見せる。一方の一宮は初出場のプレッシャーがかかりつつも持ち前のゆったりとしたペースを守ってプレイ。点取りで苦しみながらも大事なダブルを決めてなんとかゲームをコントロールしていく。
柴田は点取りが良いもののダブルの上がりで苦しい流れになりチャンスを逃してしまう。対照的に一宮は点取りで苦しみながらもダブル決定力でレグを連取して徐々に試合の流れを掴んでいく。終盤では柴田も粘りを見せ一宮にプレッシャーをかけるプレイを見せるが、調子を掴んだ一宮が徐々に得点力を発揮し始めると逆転のチャンスをなかなか見出すことができず。最後は4-2で王手をかけた一宮が柴田の先攻を18ダーツでブレイクして見事勝利。プレミアムリーグ初戦となるゲームを白星で飾りチームの期待に応えた。
第3試合 淋翔太(TRiNiDAD)【75.26】5 - 1 津村友弥(CUESOUL)【74.87】
淋はここまでHarrows榎股に勝利とCOSMODARTS馬場に敗退での1勝1敗。いずれの試合も高い得点力を見せ内容の良い試合だった。今回も高い得点力でプレッシャーをかけ有利にゲームを進めたいところだろう。
そして久々の登場となったCUESOUL津村はここまでの出場で山田、浅田、村松という強豪との3戦をこなし2勝1敗。村松との激闘はまだ記憶に新しいところだ。今回も津村はダブルの決定力が勝利の鍵になってくるだろう。
津村の先攻でゲームスタート。なかなかトリプルが絡まずに点取りに苦戦する津村に対し、高得点を連発して持ち前の得点力を発揮する淋。ここ数戦は連続して出場しているだけに試合の流れを掴むのが早い印象。
津村も負けじと点数を削り先にダブルを打つが肝心のダブルが決められず、追いつかれた淋にダブルを一発で仕留められ先攻をブレイクされる。津村は続くレグでブレイクバックのチャンスを迎えるがそこでもダブルを2本外してしまい淋がキープしてレグを連取。ダブルに不安が残ったままの津村だったが続く第3レグは点取りとダブルをしっかり決めて先攻キープ。淋の点取りが今ひとつなだけに勢いに乗っていきたいところだが次の第4レグで淋が96点残りを2本で決めるナイスアウトを見せる。投げる前に時間をとって大きく深呼吸していた淋。勝負どころと読んでいたのかもしれない。津村も流れを引き戻そうと果敢に攻めるがここでも序盤同様にダブルに捕まってしまい追いついた淋にダブルを一発で決められてしまう。淋ここ一番のダブル決定力が光る。津村は結局最後までダブルに苦しみ、常に先にダブルを打ちながらも決めきれずにレグを取られるという展開であった。結局試合は淋がダブル決定率50%という素晴らしい数字を出し5-1で勝利。
TRiNiDADは全勝となり待望の大量ポイント獲得!後半戦の追い上げに大きな弾みをつけることとなった。